『52ヘルツのクジラたち』

本の感想

町田そのこさんの「52ヘルツのクジラたち」を読みました。

この作品は、昨年度の本屋大賞受賞作です。
昨年本屋大賞にノミネートされた時からいつも書店の一番前に陳列されていたので、とても気になっていましたが、なかなか手が出ず(単行本、高い…)文庫になるのを待っていました。

普通のクジラの声はどれもだいたい10から39ヘルツなのだそうですが、このクジラの歌声は52ヘルツ。あまりにも高音で、他のクジラたちには聞こえず、世界で一番孤独なクジラと言われ、2000年前後にその声がとらえられているそうです。

この本は、誰かに届けたい、しかし誰にも届かない52ヘルツの声をあげ続けている人たちのお話です。
心の中にある寂しさ、孤独、そしてかすかな光が人とのつながりの中で大きな光になっていく様子が描かれています。

誰にも聞こえない声で鳴いているって、想像しただけで胸が締め付けられます。
けど、現代社会で誰もが感じたことのある感覚ではないかとも思います。


52ヘルツの声を聴こうと必死に生きる主人公たちに、力をもらえる物語でした。


読書感想文、小さい頃はあまり得意ではなかったのですが、せっかくブログを始めたので、このような形でちんまりと記録していこうと思います。

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